ニューフレアテクノロジー(以下、NFT)の決算説明会が6月8日に開催され、参加した。杉本社長、他、幹部、プレゼンは杉本社長、質疑はCFOとEB担当の山田氏など。説明会参加は今回が3回目であるが、もともと東芝の装置関係であり、知人もおり、最近は、芝メカと資本提携もした。専門性が高く、参加者は多いが、質問は1人で3問のみであり、40分程度で終わった。
2002年に東芝機械株式会社から半導体装置事業を継承して創業、半導体製品の製造に用いられる最先端の電子ビームマスク描画装置やマスク検査装置、エピタキシャル成長装置を開発・製造、収益の中心は、EBMのシングルビーム、マルチビームのIMS社とシェアを二分。
売上はほぼ横這いだが、高収益。株式市場では、高いバリュエーションで評価されおり、注目度も高い。
2017年度の業績は売上416億円、OP93億円、NP71億円、受注は523億円と大幅増であり、1年毎に変動する。以前よりややOPMは低下だが、20%台は維持。
2018年度は、売上500億円、OP114億円、NP90億円、受注は微増だが、本来は裏期であり、実態は強い。市場の中期成長もあり、R&Dは高水準、20%前後を維持している。次世代機対応に加え、2019年以降の電子線ウェハー検査など新分野に注力。
中期では、フォトマスク市場は大きく伸び、EUVが適用の5〜7nm世代対応には、マルチビームを投入、鏡筒技術、ステージ制御、データ解析技術を融合。