去る5月31日13時半〜15時半に、OKIが昨年に引き続き、事業戦略説明会を開催した。教授会と重なり参加はできなかったが、HPで視聴できた(質疑はサマリが掲載)ので、コメントする。プレゼンは、鎌上社長の後、情報通信事業本部長の坪井常務、メカトロシステム事業本部長の田村常務、プリンタ担当で(株)沖データ社長の波多野常務、EMS事業本部長の来住専務。昨年は、波多野常務は弔事で高澤氏、EMSは中野氏であった。OKIの中計説明会(5月26日開催)2017年 5月 28日 日 続きを読む 質疑は、メカトロが5、プリンタが4、情報通信が1、EMSや全体に関するものは無かった。質疑の内容は、メカトロは、明らかにされた海外モジュール販売等の新機軸に関するものが多く、プリンタも、脱オフィス等戦略の確認など、情報通信は共創戦略取組み、自然な質問点だろう。
鎌上社長のメッセージ
鎌上社長のメッセージは、率直であり、良い点も悪い点も、自己評価されるところは好感が持たれる。今回のOKIを取り巻く環境認識、①デジタル変革、②キャッシュレス化、③ペーパーレス化、④銀行業界の構造改革、⑤5G時代の到来、は全く同意。コア事業のメカトロは、これら①〜④が複合的に影響し、厳しい経営環境だが、それはピンチでもありチャンスでもあるというのはその通りだろう。
情報通信
情報通信事業は、情報、公共、通信の3本部統合の効果、また、データ、ネットワーク、センシングというコア技術を有し、それが、社会インフラ×IoTという中で、成長のチャンスだ。大手各社が参入するが、OKIは、エッジ領域で、センシングとカスタマイズで差別化できる。
メカトロシステム事業
今回、大きな戦略転換が示され、そのスピード感に驚いた。既に、中計でも示されていた方向だが、加速化される.
プリンタ事業
波多野氏は初登場だが、熱意がこもっていた。
EMS事業
今回、来生専務は初登場。今回、沖電線のTOBに加え、OKIテクノ、OKIエンジニアリングも入れ、EMSグループを再編した。