アナリストとして総合電機を担当、コングロマリット・ディスカウントを議論してから、ポートフォリオや多角化に関心をもっていたが、その後、ファンドマネジャーとして、日本株を実際に運用して、ポートフォリオというものを、いわば、理論と実際の両面で、深く考察してきた。その成果として、ポートフォリオの可否を定量的にも評価できる方法論が、経営重心®であり、50社以外のケーススタディから、その有効性も検証している。
昨今の東芝問題も、いろいろ論点はあるが、突き詰めると、真因は、ポートフォリオの失敗であり、日立の回復、三菱重工の問題、GEなど、多くのコングロマリットの業績動向や、事業のカーブアウトも、ポートフォリオの歪みが背景にある。https://www.nikkei.com/article/DGXKZO23555320W7A111C1KE8000/
経営重心®での金融業の効果
最終ターゲットは金融帝国か