アップルは、12日(米時間)、新型iPhoneを発表した。LCDのXRと、OLEDのXSとXSMAXである。ハードのスペックは各紙など推定線で、その進化も驚くほどではないが、True Tone等、撮影等はAI応用で、使い勝手が良くなっている。電池容量など不明な点もあり、推定もある。
プロセッサやソフト等は、共通だが、パネル、メモリ容量、筐体の差により、価格差が出ている。最上位機種のMAXは、208g、連続通話時間等も長いが、機能的には、Xsと変わらず、どちらが人気かは、微妙なところだ。
また、過去と異なり、iPhoneだけが飛びぬけているというより、サムスンや、ファーウェイが斬新であったりする傾向もあり、シェア挽回が可能かどうか。
OLEDになり、プロセッサの負荷も大きく、電池容量は3000mmAhを超えた。L字型のLIBパックが2個搭載のようだが、コンデンサや回路負担も大きいだろう。更に、MLCCが逼迫する可能性もある。
なお、OLEDモデルは、9月から供給、パネルはサムスンのみ、LCDモデルは、JDIやLGの2社供給だが、ガラス故に、ノッチ加工が難しく、供給は、10月にずれ込む。
iPhoneの2018年生産は、前年比微増の230m台がコンセンサスだが、3Qで50m前後(うち、新型機種OLEDは15m)の、4Qで80m前後(新機種のOLED25〜30m、新機種LCD40m前後)という予測が多いようだ。