リーダーシップ組織構造改革と経営重心

 

経営において、組織構造は永遠の重要なテーマである。これまで、経営学などにおいて、組織構造は、せいぜい、ピラミッド型(ヒエラルキー)かフラット型(ホラクラシー)、あるいは、マトリックス型などしか示されてこなかった。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35198940Q8A910C1TJ1000/

 

 そこで、下記のように、カリスマトップ型、フラット/ホラクラシ―型、日本型、ピラミッド型、縦割横割大組織型、また、特殊な例として、CEO輪番制をひくファーウェイ型に分類を試みた。また、参考として、競争政策的視点からの市場構造や、政治体制のアナロジーと対比させた。

 

伝統的な経営学では、普遍性を過度に重視する余り、経営状況を一般化して、組織構造やリーダーシップを論じるが、実際には、状況により異なるだろう。そうであるが故に、実際の経営組織構造は異なっている。そこで、経営重心の視点から、どの領域で、どの組織構造が適合し易いかを考察する。

 

ここで、経営重心での横軸は、組織の変革のサイクルであり、右は、通常の人事異動など、短期で回るべきものであり、左側は、合併やM&Aなど組織変革に時間がかかるものだ。また、縦軸は、組織の自由度やトップへの集中度である。下に行くほど、大規模な組織で、大勢の知恵を出し合うようなイメージである。