日本電産の2Q決算説明会が10月24日に開催され参加した。プレゼンは、いつも通り、永守会長CEO、佐藤CFO、IR永安氏。人事異動で元シャープのCFOだった大西氏が取締役を外れ顧問へ。景気に関しては、「いよいよ風が止まってきた、これから、厳しくなる、ただ、風がなくても、凧を上げる、これが、M&Aや人材獲得も含め、チャンスだ」と発言。
業績は上期上ブレ、通期不変
2018年度上期決算は、売上7750→7776億円、OP950→982億円と上ブレだが、通期は、景気変化もあり、不変、ただ、下期の為替は100円であり、110円であれば、1円で通期4億円の上ブレゆえ、上期の上ブレ分も含め、50億円の「貯金」はある。
米中貿易戦争をチャンスととらえる
米中貿易戦争による中国工場からの輸出が一般には、懸念されるが、同社は、43か国、210工場を持ち、これを、シェア拡大などのチャンスととらえ、車載やエアコン等で、メキシコ工場の増産を急ぐ。
独MSグレスナー社の買収で、欧州市場へ本格参入、減速機の総合メーカーとしての、品ぞろえ充実。今後、欧州市場も、サプライチェーンも含め、再編が進む中で布石か。
人事やCSRなど
今回、CSRビジョンなどで、京都府内の企業で、「えるぼし」認定、働きやすい企業として、認定、また、個人株主が一層増加し、株主数10万人へ目指す。