東芝のNEXTプラン発表会の第一印象〜リストラ対象事業や社員、売却されたメディカル、メモリなどの社員は泣いていないか

 

11813時半〜16時半、グランドハイアット東京3階グランドボールルームにて、マスコミ合同の2Q決算説明会及びNEXTプラン発表会に参加、決算説明会は平田CFONEXTプランは車谷CEOによる1時間、質疑応答では、加えて、秋葉慎一郎副社長(東芝インフラシステムズ㈱社長)、錦織弘信専務(東芝デジタルソリューションズ㈱社長)、福地浩志上席常務(東芝デバイス&ストレージ㈱社長)、畠澤守上席常務(東芝エネルギーシステムズ㈱社長)、の他、シーメンスからヘッドハンティングされた、コーポレートデジタル事業責任者の島田太郎氏が出席。ここまで東芝の再建を苦難の中でリードしてきた綱川さんの姿はない。

 

所用があり、16時すぎ、質疑セッションの途中、壇上の島田氏の質疑の回答(DX戦略)を聴いた後に、退出した。ここまでの判断は高く評価したいし、今回のキャッシュがある中での、LNG売却や英国ニュージェン撤退、株主還元なども正しいだろう。また、金融バブル感のある中で、今、流行のM&Aをやらないというのも、この10年、WHだけでなく、白色LEDや電力流通など悉く失敗してきた中では、見識でもあろう。

 

違和感〜華美なホテルでの上滑りの中計数字

 

しかしながら、東洋経済の記者が指摘質問したように、リストラもしている、調達を削減、工場閉鎖も進めている、今のタイミングで、華美なホテルでの説明会(かつて佐々木元社長の時もそうだった、土光さんや、シャープ戴社長の質素倹約とは正反対だ)、綱川社長の不在は大変違和感がある。

 

経営者として

 

全部の質疑対応を聴いたわけではないが、車谷氏の経営者としての人間力を見る。

 

戦後のイノベーションを興しながら売却された事業の役職員が泣いていないか

 

 

 

マスコミ報道の怖さ