ゴーン氏逮捕の裏にあるもの〜第一印象

 

昨日のカリスマ経営者、ゴーン氏の逮捕は、流石に、驚いた。自動車産業は専門でもなく、氏とは面識もないが、印象を書く。マスコミ報道は、仕組まれたストーリーで、「堕ちたカリスマ、ガバナンス強化」という感じで伝えているが違和感もある。彼ほどの実績なら、堂々と、数十億円貰っても良かったはずだ。

 

 少し調べて判明したことは、下記だ。

 

  1. 日産は、報酬委員会がない(監査役設置会社)、また、非IFRSである。

  2. 報酬は、キャッシュだけが記載、業績連動等がないのは違和感。日産株は多数保有。外資では通常、複雑な報酬スキームがあるはず。

  3. 不動産所有等が報じられているが、これは、他の会社でもフリンジベネフィットがあり、これが全部、報酬と見做されるなら、有価証券報告書記載、税務でも、産業界全体の大きな話となるだろう。

  4. 要は、有価証券虚偽記載は、東芝も同じ問題であり、近因・真因・遠因で、既視感がある。

    クーデターと深い問題