平成最後の大発会は、日経平均が452円安で引けた。NY市場の流れや、為替が3日の朝、104円まで急騰した流れをうけ、一時770円安、波乱の幕開けだ。大発会での下落は3年ぶり。
経営者による株式相場見通し
今年も、日経新聞は1月1日の紙面で、主要企業の経営者20人による株式相場見通しを紹介している。日経平均株価は1万8千円から2万6千円であった。安値は1月であり、1万9千円前後とする回答が大半だ。https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190101&ng=DGKKZO39590810R31C18A2M13100
このうち、20人中5人が2万円安値としているため、早くも外れたわけだ。これは、見通しというよりは、正月のエンタメであり、それほど注視している読者は少ないかもしれない。
そこで気になるのは、昨年1月1日である。最安値は1万9500円(セコムの中山社長、但し、6月)、最高値は2万8千円(信越化学の金川社長、但し8-9月)だった。
2018年は、高値が夏の2万4千円あたり、安値が年末の2万円割れだった。多くの方が、年末にかけ、上昇を予想した中で、夏頃に高値、年末安値を当てていたのは、三菱地所の杉山社長、日本電産の永守会長であり、しかも、秋口の米中間選挙など政治リスクをあげており、流石だ。
ユーラシア・グループ(イアン・ブレーマ氏主宰)による10大リスク
2018年1月2日には、米調査会社のユーラシア・グループが、世界の10大リスクを発表、1番に中国問題をあげ、3番に世界的なテクノロジー冷戦を示している。
今年の発表が注目されるが、1月4日現段階では、まだ発表されていない。https://www.eurasiagroup.net/live
2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社(週刊現代より)
最後に馬鹿馬鹿しくて取り上げない方がいいかもしれないが、週刊現代という雑誌に「2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社」特集があり、今後の記録・検証のために紹介しておきたい。