サムスンが1月8日に発表した2018年4Q決算は、売上59兆W、OP10.8兆Wとy/yでもq/qでも減益だったようだ。日経報道によると、アナリストコンセンサス13兆Wを下回ったようだ。DRAM価格低下が響いたとしている。2018年間ではOPは58.9兆Wだが、野村のアナリストは、OP44兆Wと見ているようだ。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO39739690Y9A100C1MM0000/
4Qのセミコンは大幅減ながらOPMは35%を維持
今回は、まだ、4Qのセグメント別は開示されていないが、OPを牽引したセミコンが9兆W程度と推定され、大幅減。ただし、2017年2Q以降は、セミコン全体のOPMは50%前後であり、同部門に、システムLSI(CMOSセンサ等)や、ファウンダ事業があることを考慮すれば、DRAMのOpmは80%、NANDも60%以上あるだろう。
減益とはいえ、メモリは50%以上のOPMである。足元のDRAM価格が、下落基調を強め、NANDも厳しい状況から推定すると、横這いでも、1Qのセミコンは、5兆W程度。
2019年の年間では、16兆W(それでも、2016年を上回る)であり、全体では、スマホの劇的な回復が無ければ、27兆W程度ではないか。月末の決算説明会での詳細のセグメント動向や、これまでは、強気だった市況の見方や、今期のCAPEXがどうなるかが注目される。