サムスン4Q決算は2年ぶり減益、今期は年間でも減益へ

 

サムスンが18日に発表した20184Q決算は、売上59WOP10.8Wy/yでもq/qでも減益だったようだ。日経報道によると、アナリストコンセンサス13Wを下回ったようだ。DRAM価格低下が響いたとしている。2018年間ではOP58.9Wだが、野村のアナリストは、OP44Wと見ているようだ。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO39739690Y9A100C1MM0000/

 

4Qのセミコンは大幅減ながらOPM35%を維持

 

 今回は、まだ、4Qのセグメント別は開示されていないが、OPを牽引したセミコンが9W程度と推定され、大幅減。ただし、20172Q以降は、セミコン全体のOPM50%前後であり、同部門に、システムLSI(CMOSセンサ等)や、ファウンダ事業があることを考慮すれば、DRAMOpm80%NAND60%以上あるだろう。

 

 減益とはいえ、メモリは50%以上のOPMである。足元のDRAM価格が、下落基調を強め、NANDも厳しい状況から推定すると、横這いでも、1Qのセミコンは、5W程度。

 

 2019年の年間では、16W(それでも、2016年を上回る)であり、全体では、スマホの劇的な回復が無ければ、27W程度ではないか。月末の決算説明会での詳細のセグメント動向や、これまでは、強気だった市況の見方や、今期のCAPEXがどうなるかが注目される。