ニコン3Q決算説明会が2月7日16時45分より開催され、また同日、先立って、社長交代も発表された。説明会はテレコンで視聴、プレゼンは、いつも同様に、岡CFOだが、デジカメが苦戦。牛田氏から、馬立氏への社長交代についてもコメントしたい。
3Q決算はデジカメ苦戦
3Q決算は売上1905億円、OP219億円、NP169億円。デジカメでは、一眼ミラーレスは、そこそこだが、レンズ初期費用などに加え、他の初級中級機が苦戦で、下ブレ。
年間業績修正
通期業績は、売上7400→7200億円、OP740→800億円、NP600→600億円と、映像60億円下方修正の中でOP上方修正だが、既に1月23日に開示された、ASMLとZeissとの和解金190億円や、関連費用などが計上されたため。正味の金額は不明だが100億円強だろう。
馬立新社長
馬立氏は、精機部門のトップであり、特に半導体の黒字化に貢献、今回、この訴訟においても、リーダーシップを発揮した。ここ数年は、こうした事情もあるせいか、説明会の場に姿は見せていなかったが、印象では、バランスが良く、俯瞰能力・柔軟性に優れた技術者だろう。また、精機だけでなく、最近は新規事業も担当しているようだ。成長戦略に期待したい。