日東電工の3Q決算テレコン再生を聴いた。説明は武内CFOの他、IR須谷氏など、10月の2Q決算で、売上8600→8300億円、OP1350→1150億円、NP1000→840億円に下方修正されたが、今回、更に、下方修正となった。質疑では、オプト関連の市況に集中。
業績更に下方修正
3Q決算は、売上2265億円、OP328億円、y/y減収減益だが、q/q増収増益。うち、オプトロニクスが1335億円、OP300億円と、やはりy/y減収減益、q/q増収減益。
これは、会計変更で、3Q決算から、その「その他の収益」の受取ロイヤリティを、各セグメントの売上に含めて計上、ここで、中国の杭州錦江集団向けTV用偏光フィルムの技術供与契約(2017年11月締結)対価益を50〜60億円分が含まれている。
会社側によれば、オプトロニクスのOPでは、スマホは想定以上に厳しかったが、上記の対価益計上とTVのボリューム増は効いた。プリント回路はデータセンター向け好調、プロセス材料は厳しい。
通期業績は、売上8300→8200億円、OP1150→1000億円、1000→840億円、OPで150億円分の下方修正だが、セグメント別では、オプトロニクスが100億円、インダストリアルテープが50億円、が中心だが、会計表示変更分50〜60億円を考慮すると、オプトロニクスの修正幅はそれ以上となる。また、100周年記念のコストも意外と多い。
情報機能材の用途別動向
テープも鈍い
株主還元よりM&Aなど先行投資といざの備え