日清紡HDの通期決算説明会に参加(2月15日)

 

21513時より通期決算説明会に参加、質問もした。会社側の出席者は、河田社長、村上副社長、JRCの荒会長(日清紡専務)、新日本無線の小倉会長(日清紡常務)、など。河田社長がプレゼン、質問は、アナリストが、素材系とエレキ系、中小型銘柄系が参加、それぞれに特色あり。決算期変更で12月決算ゆえ9か月と変則で前期と比較がややこしいが、分かりやすく開示。今回から、エレキのセグメントが、JRC中心のシステム系と、新日本無線とリコー電子デバイスのデバイス系に分けられたが、この開示は評価できよう。

 

この通期決算は、決算期変更、新日本無線を完全統合、リコー電子デバイス買収、ドラムブレーキ譲渡、JRCモビリティ設立、などイベントが多かった。今回、河田社長が会長へ就任ゆえ、最後の登場で挨拶、次期社長は村上氏。中長期経営戦略を再確認、環境エネルギーを核に、グループ経営、多様性の中で横串、事業ポートフォリオ見直しと、モノ・コトに加え、サービス視点を加え、2025年度にROE12%達成。

 

業績

 

 201812月期(変則決算)業績は、売上42604162億円、OP赤字2025億円、NP赤字5572億円。10月時点の見通しから、ブレーキ等が下ブレ。前年度比でもブレーキ減益、また、JRCが減益。

 

 201912月期は、売上5400億円、OP80億円、NP74億円。201812月期実績が変則決算のため、比較可能にするため、20181-3月実績を加算した調整後の201812月期実績は、売上5149億円、OP48億円、赤字14億円。無線・通信部門では、JRCのマリン、ソリューションを中心に大幅増益見込み、ブレーキが黒字化。デバイス部門では、リコー電子デバイスがフル寄与、新日本無線とのシナジー効果も期待。

 

JRC

 

 

 

新日本無線とリコー電子デバイスのシナジー効果

 

 

 

決算期変更と財務