乾杯の音頭でも一言話した。そこで、自分の年齢を3で割って、人生を一日に喩えるという話をした。もともと、昔、友人に教えてもらった話であり、有名かと思っていたが、そうでもないようなので、紹介したい。
昔は年齢を3で割って人生を考える
まだ、昔、男性の平均寿命が70歳強だった頃の話なので、今は、通用しないか、4で割った方がいいかもしれない。寿命が70歳強(自身の家系では、男は、多くが70歳強である)だとすると、72歳として、3で割ると、24、つまり24時、真夜中0時であり、眠りにつく時間だということだ。15歳なら、5時、やや夢の中だが、自我に目覚める。18歳なら、6時、起きる時間だ。大学で教育を受け(知の朝飯を食べ)、21歳なら、7時、24歳なら、8時、大人として、社会に出る時間だ。36歳なら、12時、会社でも中堅、研修や留学に行く人も多く、午後に備え、一休みだろうか。45歳は15時、おやつの時間で、出向やMOT入学もあるだろう。51歳は17時、54歳なら18時、そろそろ、キャリアの分かれ目、自分を振り返る時期だ。中には、早めに定年や第二の人生で活躍する場合もあるだろう。60歳は20時、仕事から帰り、ゆっくり、ワインを傾け、ディナーを楽しみ、66歳なら22時、69歳なら23時、寝室に入り、読書を楽しむ方もいるだろう。これは、まさに、昭和までの男のライフスタイルだった。
今は、夜型か、むしろ年齢を4で割って考える
自分も、57歳で19時、そろそろ、ディナーがてら、読書か趣味かとも思ったが、そこで、MOTだの忙しく、ディナーから職場に戻って、もう一仕事というところだ。実際、会食で21時まで楽しんだあと、戻って23時半、終電までということもあり、また帰宅後、夜中の2時3時4時なら、78歳、81歳、84歳まで長生き、元気で頑張っているということで、これが、むしろ、多くの方の実態かもしれない。お世話になった教授も、69歳近いだろうが、まさに23時頃まで雑務やマネジメントで、研究室で黙々と作業である。いや、むしろ4で割る方が正しいか。ならば、20歳で朝の5時、今の学生の実態はこちらの方があっているかもしれない。40歳で10時、これも実感。48歳で12時、60歳で15時、68歳で17時、まだ就業時間中だ。多くの知り合いも、70前後どころか、80歳前後(20時)でも、まだまだ元気で現役であり、この方が正しいような気がする。24時は96歳である。ならば、私は、まだ15時、ディナーのつもりが、おやつだった訳で、多少、遅起きだった自分としても、まだまだ、先は長かった。