タクシー広告のデジタルマーケティングとハッカーメール

 

タクシーに乗車すると、自動的に画面が映り、広告が出てくる。少し前は、名刺のSANSAN、人材採用のビズリーチなどは、ストーリーがあって、面白かった。最近は、ネットによる秘書代行や営業代行などのサービスが多い。傾向的に、昭和的、アナログ的な、やり方を、「それは古い」「それは間違っている」等と、否定しており、自分が昭和世代ゆえかもしれないが、不愉快で、消すことが多い。

 

 野口悠紀雄氏が、同様な内容を書いている。http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/24547

 

 名前も忘れたが(それ自体、広告的にはダメだ)、ネットで秘書代行や電話番、というのは、昔からあったが、過去、利用したが、ダメだった。最初のアクセスが重要であり、そこで大事な情報を見逃せば、アウトであり、更に、秘書に頼む程、仕組みができてない場合もある。また、足で稼ぐ営業を、否定し、ネットで代行するというのもあるが、これは、人間の心を理解していない。もちろん、親しくなってからは、それも大事だが、コミュニケーションでは、対面、電話の肉声、メール、クラウド、等々、TPOに分けて使うことも重要だろう。

 

 また、そうして、ネット化されれば、営業は不要になっていくし、ネットでできる内容なら、営業はいらず、Saasで十分だ。全て、そうなれば、差別化もできない。

 

 最近、こちらにも、ネット営業のメールが多い。しかし、多くは、こちらのニーズや会社の中身を無視して、送っているだけであり、見ずに、すぐ削除している。

 

そういう意味では、相手構わず、ハッカーだと脅して、ビットコインで金銭を請求するハッカーメールと同様だ。実際は、まともな営業でも、ハッカーメールと区別がつかず、クリックすると、トラブルが起こるかもしれないし、重要な情報が盗まれるかもしれない。故に、一層、削除していくことになるだろう。オレオレ詐欺が増え、あたり構わずの電話が増えてくると、まともな営業であっても、切るしかない。

 

既に出て居るが、自動的に、怪しいメールや電話に対応しないソフトが増え、ネット空間を、意思無きメール、プログラムとプログラム、ソフトとソフトが無駄に、往来しているだけになるかもしれない。

 

そこで儲けるのは、通信会社と、データセンター、半導体か。