5G時代の覇者はQコムかファーウェイか

 

日本でも総務省が国内通信キャリアの周波数を割り当てられ、いよいよ、5Gへ向けて、動き出した。

 

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000378.html

 

既に、米国や中国、韓国では先行して、投資が始まり、スマホや基地局のチップセットが進んでいる。その中で、5G時代の業界再編が始まる。

 

5Gの鍵を握る通信チップセット

 

5G時代に最も重要なデバイスは、通信チップセットであり、Qコム、HiSilicon(ファーウェイ)などが、トップである。主要なスマホ向けチップセット(SoC ただし4G/LTEまで)を比較すると、設計は、Qコム、ファーウェイ、アップル、サムスンだが、製造については、前3社はTSMC、また、CPUでは、ARMコアを使っている。さらに、GPUでも様々である。

 

 これらの優劣は、数値だけでは、難しく、実機などでトータル性能を、AnTuTuベンチマークとGeekbenchなどで評価される。

 

 この中で、注目すべきニュースが発表された。第一は、アップルがQコムとスマホ特許で和解したことである。この背景に、調達難があったとされる。第二が、インテルが、5G対応の通信チップから撤退を発表したことだ。これらは、関連しており、いずれも、背景にはファーウェイの存在があると報じている。なお、発表後、インテルの株価は上昇した。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43853790X10C19A4EA2000/

 

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO43854800X10C19A4X11000/

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43828520X10C19A4MM0000/

 

すなわち、GAFAの雄、アップル、WINTEL時代の雄、インテルが、5G時代には、Qコムや、ファーウェイの存在感に屈したともいえる。