4月24日10時開催の決算説明会に参加、先日のオムロン車載事業買収もあり、会場は超満員、椅子が足りない程であった。説明は、永守会長、吉本社長、佐藤CFO、IR永安氏。最初に、永守会長が業績やオムロン車載買収、車載モーター需要の強さ、次いで、吉本社長が車載関連、そして、永守会長、という順番。吉本社長の発言も増えてきた。質問は、車載関連と業績が半々。
業績
2018年度は、売上1.45→1.52兆円、OP1450→1386億円、NP1120→1108億円。売上683億円上ブレは新製品が強く、OP下ブレは、4Qでの一時費用積み増し125→236億円による。
2019年度は売上1.65兆円、OP1700億円、NP1350億円、上期、特に1Qは厳しく、在庫調整の影響があるが、8月には新製品効果、下期は、2018年度実施の352億円の構造改革効果やWPR3による工場・拠点の統廃合、生産性向上等、合計700〜800億円あるが、計画にはほとんど含めていない模様。
中期でのクルマの強さ
足元の中国のクルマ市場は全体では、1-3月はマイナスだったが、EVはy/y2倍であり、中期では高成長で引き合いも強い。
オムロン車載
オムロン車載のシナジーはモーター制御ECU、ADAS、電源制御の3分野で極めて大きい。
永守節に学ぶ
これまでは、売上より利益と言われてきたが、これからは利益よりキャッシュフローである。また、中国の経営者と付き合って、日本が圧倒的にダメなのは経営スピード。