JDI決算説明会参加〜債務超過目前、東入来氏退任

 

51517時より、JDIの決算説明会に参加、質問もした。当初は、SUWAコンソーシアムと共同記者会見の予定だったが、延期となり、決算のみ。プレゼンと質疑は、月崎社長、大島CFO。なお、冒頭、月崎社長から、経営者としての謝罪があったが、東入来会長は病気を理由に退任。ついぞ、氏の会見は無かった。債務超過ぎりぎりであり、GC注記が付いた。中計や新年度見通し等は、金融支援正式決定後である。赤字から資金繰りや財務危機など一連の様子は、シャープの20132015年度のデジャブだ。

 

業績2018年度は下ブレ、今期は未定

 

売上6367億円、OP赤字310億円、NP赤字1094億円、FCF赤字440億円。4Qでは売上1713億円、赤字204億円、NP赤字986億円、白山工場など減損752億円。純資産70億円、株主資本28億円、自己資本比率0.9%と債務超過手前。在庫保有日数は、36日と異常ではないが、12月末の31日より悪化。業績は下ブレ、4QOPは赤字100億円から100億円以上悪化。スマホ下ブレの上、ミックス悪化、稼働低下、在庫評価減、OLED等のR&D増などが要因。この赤字転落や財務危機は2017年末時点では、十分に想定できたことだ。https://www.circle-cross.com/2017/12/25/jdijoledは生き残れるか/

 

2019年度見通しは、構造改革でポートフォリオ転換もあるため、未定。ただ、稼働率は50%想定で黒字化は容易でないと認めた。上期は10%減、在庫調整一巡で改善、下期はOLEDなど新製品効果もあるとコメント。1000人リストラで100億円のリストラ費用発生だが、この効果200億円。

 

 

白山減損