5月14日17時から開催された決算説明会に参加した。参加は、1年ぶり。出席者は、樫尾和宏社長、田村氏、新規事業の井口氏。昨年まで常連の高木専務は退任、雰囲気は一新、開示姿勢も改善。プレゼンは樫尾社長、質疑も社長が丁寧に回答、一部、田村氏が補足。中計も非常に気合が入った資料だった。長年、フォローしていて、ここまで具体的に中計が開示されるのは初めて。ただ、オープンイノベーションや共創、ガバナンス強化など、流行のオンパレードでもある。
業績
2018年度の期初→実績は、売上3400→2982億円、OP350→303億円、NP230→221億円と期待外れ。同順に、時計事業は、売上1800→1718億円、OPM20%は不変、教育事業は売上1000→855億円、OPM8%、システム事業は売上425→338億円、OP10→赤字9億円、新規は全くダメであり、2.5Dプリンタは仕切り直し。全社共通は開発などで赤字74億円へ。
2019年度は、売上3150億円、OP315億円、NP225億円、セグメント別には、時計1780億円、OPM20%、システム350億円、OP5億円、全社調整が赤字110億円は60億円程度の戦略投資。昨年度の期初計画を下回る数字。
中計は業績は慎重、組織改革等は大胆
2021年度の売上3600億円以上、OP420億円以上、ROE13%水準とした。