米中は、もはや摩擦どころではなく、ハイテク冷戦の様相を帯びてきた。トランプというよりも、オバマ時代から、チャイナチャレンジを警戒していたので、根底にあるのは、米中覇権争いであり、貿易戦争という次元ではなく、多少、融和の動きがあっても、長期化し、むしろ、新しい世界構図を再考すべきであろう。
https://www.circle-cross.com/2016/09/11/2016年9月11日-中国で内外の半導体投資-日経報道-について/
https://www.circle-cross.com/2016/11/26/2016年11月26日-米国がchina-challengeに-宣戦-布告か/
https://www.circle-cross.com/2018/11/04/米中摩擦の本質は-セキュリティか/
ファーウェイ封殺
ハイテク冷戦の中で、ファーウェイに関しては、5月中旬頃の段階では、直接のサプライヤーである、インテルやAMD、Qコム、ブロードコム、Nビデア、等のシステムLSI、マイクロン、東芝、ハイニクスなどメモリー、ソニーなどCMOSセンサー、村田など電子部品、BOEやJDIなどパネル、BYDなど電池、ファウンドリのTSMC、EMSの鴻海、ソフトのマイクロソフトであった。
日経新聞報道によれば、ファーウェイの主要取引先92社のうち、米33社、中国25社、日本11社、台湾10社など、であり、その調達額に占める割合は、鴻海系が10%強、BYDが5%前後、TSMCが5%弱、米系ファブレス半導体のブロードコム、Qコムは2-3%程度(ただ製造はTSMCなのでカウントの仕方は不明)、Oフィルムやサニーオプティカルなど光学部品系も数%だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44880950W9A510C1MM8000/?n_cid=DSREA001
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44893630W9A510C1FFJ000/
ハイシリコン(HiSilicon)とARM
ファーウェイと中国の対抗策
全てのサプライチェーン、アカデミックまで封殺へ
サプライチェーンが20年ぶりに大変革か