JDIの再建に不透明感が増している。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46166050V10C19A6EA5000/
同社は、6月14日に、台中3社連合の金融支援を受け入れる枠組みをめぐり、3社の内部決定について「決定内容の通知を受けていない」と発表している。先立つ、6月12日には、月崎社長が9月末で辞任し、後任に菊岡CFOが就く人事を発表している。
まさに、余談を許さない情勢だが、ここでは、JDIのポートフォリオについて、論考したい。去る5月30日の発表では、INCJによるリファイナンスなどについて記載されている。今となっては、支援スキームについては不透明だが、あるべき姿については、「社内カンパニーであるモバイルカンパニーを新設分割その他の方法により、2019 年9月末までに子会社化することについて検討を行うことといたしました」と発表、スキーム図が示されている。https://ssl4.eir-parts.net/doc/6740/tdnet/1715235/00.pdf
リスク度合いに応じて、モバイル事業と、車載などの非モバイルに分けるスキームであり、妥当な考え方だろう。しかし、そこで不明なのは液晶とOLEDがどうなるかだ。