恒例の日立のR&D説明会が6月26日開催された。アナリスト投資家マスコミ合同である。かれこれ30年以上、どんな時も、継続しているのは立派だ。大変、楽しみであり、NRI時代から20回以上は参加、以前は桜満開の頃の開催だったが、最近は、IRデーとの関係で、6月開催となったのがやや残念だ。
今回は、新築なった協創棟の馬場記念ホールで開催、プレゼンは、鈴木CTO常務、知財本部長の戸田氏、質疑の後、パネル展示見学とカフェで意見交換会だったが、大変残念なことに、所用があり、プレゼンと質疑のみで退席した。質問も小生も含め、全部アナリストだったが知財に関するものも多かった。
鈴木CTOによるR&D戦略
2021中計に関連した取り組みや、新体制、具体的な成果の紹介だった。R&D戦略については、新たな示唆があった。
R&Dの応用例と成果
モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITというセクター別に、Lumadaとプロダクトを組み合わせたソリューション事例が紹介された。
ICTの5GとITとOTのLumada
質問もしたが、5Gのネットワークインフラ系の事例が少なく、クルマやIoT、都市インフラをする上では、寂しい。事例では、IoTの工場内のエッジが紹介されたが、ごく一部の応用に過ぎない。
戸田氏による知財戦略紹介
注目されたのは、ソリューション発明(ビジネスモデル特許も入る)として、Lumada関連発明である
知財戦略での質疑〜GAFA規制、米中摩擦、ランキング低下