会社の経営理念や社風を考える時、創業者の存在は大きいことは言うまでもない。日立の名経営者だった駒井健一郎は、「社風[1]とは強烈な創業者の人格の反映である」という言葉を残している[2]。
創業者と経営理念
創業者が健在の間は、その存在や行動自体が経営理念であるが、二代目、三代目になり、創業者を直接知る社員が少なくなると、創業者の人格や行動などを、文書化し、見える化を、しなければならない。
もちろん、そのままもあるが、時代背景や経営の実態に合わせ、解釈も異なってくる。多くの会社を見る中で、経営理念が、そうした創業者の人格や行動を反映し、社風ともマッチしている場合は、実態があり、強いが、最近になって、「人工」的に作成された場合は、弱いように思う。
会社のMr.は、創業者を超えられるか
多くの会社(X社)では、Mr.X社は、やはり、創業者であろう。
コングロマリット財閥と宗教組織