我々は、日常会話で必ず出てくるのは、人柄、というキーワードだ。通常は、まず、「人柄は悪い」といは、あまり使わず、「人柄はいいんだけどね」、とか、「でも、人柄はいいよ」、「人柄はいいからね」とか、述語は「いい」が多く、コンテクストは、ポジティブな場合もネガティブな場合もある。
リーダーと人柄
リーダーにとっても、人柄は重要であることは、松下幸之助はじめ、多くの成功した経営者が指摘している。また、新社長を選ぶ場合、理由として、ほぼ必ず出てくるのが「人柄」だ。
役割を演じる
そもそも、上辺の演出している人柄と直属の部下や家庭における「実像」は異なる場合もあるだろう。日本でいう、いわゆる「人柄がよい」は、おそらく、マスコミや社員や上司の前では、温和で柔和で謙虚であることだろう。これは、社長の再定義[1]の6分類では、象徴型や調整型に属し、レジチマシーの中では、前任者やマスコミ社員の支持が大きいからであろう。その意味では、自分の分類属性やレジチマシーを意識し、期待される人間像や人柄を演じている優秀な役者といえるかもしれない[2]。
洗脳能力
驚くのが、1回だけの印象で、自身の見方に自信を持っている方が多いことだ。