日立国際電気の創業70周年記念フォーラムが10月31日14時半から開催され参加、佐久間社長挨拶・講演の後、招待講演を行った。https://www.hitachi-kokusai.co.jp/event/HiKE-SF2019/index.html#Exhibition
5G時代に第三の創業〜佐久間社長講演
佐久間社長は、1949年創業の国際電気時代から、2000年の日立電子や八木アンテナとの3社統合による第二の創業、そして、今回2018年の装置部門をKEとして分離した第三の創業に至るまでの歴史を振り返り、かつての自動車電話の基地局、ポケベル等から、現在の最新技術が紹介された。
今回の70周年記念フォーラムは、2018年の第三の創業が、2019年からの令和時代、5G時代を期して、タイミングの良いものであった。5Gは2020年から本格化する8Kに代表される高速大容量の応用だけでなく、4Gと全く異なる低遅延と多点同時接続は2023年であり、そこでは、5GとAIがコアテクノロジーであろう。また、5Gでは、ローカル5G(プライベート5G)が興味深いが、そこでは、顧客との協創の中で、新しいビジネス提案が鍵であるが、多くのヒントがあった。
五爺(5G)に愛(AI)を
ローカル5Gは、メーカーが新しい価値を提供する契機となり、5GとAIは、5G(ゴジイ=御爺or5爺=すなわち、5つの老いたモノコト、①老人、②老社会インフラ、③老ビジネスモデル、④老技術、⑤老企業)にAI(愛)を提供することで、復活、再生、ビジネスチャンスが生まれるだろう。
TKP新橋カンファレンスセンター 新館16F借り切りだったが、参加者数百人以上、セミナールームも満員だった。
ソリューション展示とデモ
ソリューション展示・デモは、①5G、AIが拓く世界、②安心・安全な社会の実現、③鉄道・交通向けソリューション、④産業・流通向けソリューション、⑤次世代放送技術への取り組みに分かれ、実機も含め、多数展示されていた。