MOT2年間の総仕上げともいうべき、グラデュエーションペーパーの締め切りまで、あと凡そ1ヵ月となり、連日、教員も学生も、深夜まで最後の追込みだ。
ページ数字数に拘るわけではないが、目安は4万字、50ページから100ページ以上10万字近い例もあり、大変だ。もちろん、論理構成や独創性や実証性も問われる上、専門性も重要である。コア科目や選択科目で、これまで学んだ理論や方法論を、演習科目で試した経験も生かしながら、実際に自分事として活用し、体得しなければならない。そうでなければ、企業で実践には役立たない。
昨年度までの旧MOTでは、MOTペーパーと称し、論理性、独創性、示唆性(実践性)が評価対象だったが、新MOTでは、グラデュエーションペーパーと称し、専門性が評価項目として加わり、普遍性を問い公開可能な「技術経営論文」と現場で使える特殊解としての新規事業提案や中期計画案などの「ビジネス企画提案」に分けて、やや評価項目のウェイトが異なり、前者は論理などを重視、後者は実践性を重視している。