去る10月25日に開催された㈱富士通研究所の説明会、富士通のR&D説明会は、大学の教授会と重なり、残念ながら、欠席だったが、HPから視聴したので、コメントしたい。質疑は、R&D規模、量子コンピュータ、富岳やHPCとAIの関係など、それほど多くなかったようだ。
説明者は、富士通CTOで富士通研会長の古田氏と富士通研社長の原氏。最近、富士通は、DXの中で、時田社長以下、デジタル風のTシャツのカジュアルな雰囲気を強調しているが、SE出身の古田氏も、ノータイでプレゼン、ただ、風貌は研究所、DXというよりは、SE、営業の印象。原氏は、ソフト、AIの専門家で富士通研一筋。ただ、徐々に、ハードや材料のR&Dテーマが減る中で、昨年あたりからは、全体的に雰囲気が変わり、富士通本体の説明会との差異が分かりにくい。
古田氏は、IT企業からDX企業へ、という経営方針の中で、富士通研究所を「DXを支える先端技術を生み出す中心組織」と位置付け、コンピューティング、AI、データ、クラウド、5G/ネットワーク、IoT、サイバーセキュリティの7つの技術領域に経営資源を重点的に集中するとした。