去る2月14日13時半~16時に東芝3Q決算説明会があり、学内関係の事情で参加できなかったが、HPで視聴したので、コメントしたい。https://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/pr/index_report.htm
前半50分程度が、マスコミ・投資家アナリスト向けに、質疑も含め、東芝ITサービス㈱(TSC社)の循環取引疑義の豊原専務による説明であった。質疑はマスコミが多い。後半は3Q決算、通常通り、平田CFOが対応、こちらの質疑は前半マスコミ、後半が投資家アナリスト向け。
TSC社会計問題
循環取引とみられるのは、2015年11月以降26件、累計売上435億円、OP18億円。調達先であるA社(ネットワンと推定)のX氏が持ちかけ、TSC社10年以上担当のベテラン社員甲が応じた。販売先SIのB社(日鉄ソリューションズと推定)の先の最終ユーザーは知らされず、物品確認なく徴憑作成もなかったが、循環取引との認識はなく、長年の顧客であるA社X氏の要求に「ついやってしまった」という。
3Q決算は堅調
なお、3Q決算は全般的に好調、やや苦戦が東芝テックのプリンタとデバイス。それぞれ、OPで30億円、70億円の下方修正だが、逆に、バッファの全社関係がリスク減り、100億円上方修正で、年間はOP1400億円不変。調達改善や受注絞り込みの効果が出ている。受注残の粗利率も改善。