経済より命が大事ではあるが、経済が死滅すると飢え死にしてしますのも事実である。ようやく、エコノミスト等が、GDP見通しを出しつつある。しかし、まだ多くが、プラス成長であり、マイナスの可能性を示している程度だ。マクロ経済の見通しは、専門家のエコノミストなどに委ねたいが、今は細かい精緻な予測よりも、大胆でも本質を突いたものだろう。飲食や観光、航空など半減以上である。
著名なファンドマネージャーだった重信氏は、ニュースピックスで、米国では、リーマンショック時は失業者が900万程度だったが、今回すでに2週間で1000万を超え、成長率もリーマンショック時の-8%が、-15~50%あると指摘している。https://newspicks.com/news/4799543/body/?ref=user_848263 失業に関しては、ILOが世界の労働者33億人の81%が影響を受け、2億人の失業リスクがあるとしている。これが消費に与える影響は甚大だ。https://www.bbc.com/japanese/52210030 貿易はWTOが最大32%減としている。https://this.kiji.is/620605590214394977?c=113147194022725109 各国政府はGDPの10-20%の予算を組むようだが、この%が何もしない場合の経済成長のマイナス率だろう。
アナリストは、スマホが10-20%減、クルマ10-15%減、TVが10%減と極めて厳しいが、医療関係機器、マスク、アルコール、テレワーク需要で、WebカメラやPC、データセンター増で、メモリ等はタイトだ。これらの要因は、中国と欧米、日本、需要と供給でも大きく異なる。そこで、少し整理のために、下記の表を示す。△が、-5%~-10%、×が-20%以上のイメージであり、時期でも大きく異なる。