去る5月13日から、イノテックでは、Webサイトに決算説明動画を掲載している。13日にアクセスして視聴した。
イノテックWebサイト・トップページ https://a.k3r.jp/innotech/2512B62359F
YouTubeを使い、説明資料とプレゼン者の棚橋CFOが映る。通常の説明会でも、プレゼンは棚橋CFOなので、違和感は無いが、他の経営者も顔だけでも、登場すれば、更に良かっただろう。フルバージョン版(約30分)とダイジェスト版(約3分)があり、後者は決算中心、前者は中計なども含まれている。ダイジェスト版があるのは、知る限り、他には知らないが、工夫されている。
コロナ影響が不透明な中で、今期の数字を出したのは立派だが、実態はもっといいかもしれない。また、興味深いM&Aも多い。
業績はメモリ回復とベンチャーM&A
2019年度業績は、売上312億円、GP96億円、OP17億円、NP12億円。減益ながら、期初公表値(売上300億円、OP16億円、NP11億円)はクリア、本体のテスターは減収だが、傘下のアイティアクセス、STAr好調。EDAは堅調。R&DやDepは増加、OP外で投資組合損益は減。FCFはプラス、改善。
2020年度は、売上320億円、GP99.5億円、OP1.5億円、NP11億円と減益予想。コロナ影響が2Qまで続く前提。テスターが好調な半導体関連は軽微だが、ガイオや三栄などクルマ向けが厳しい。プロジェクト遅延やサプライチェーンなど。
中長期計画2019年2月開示は不変。その中で、STArが、ガリヒ素信頼性評価システムのAccel-RFを買収。最先端のデバイスモデリング技術をもつMoDeCHを子会社。