ニコン決算及び中計進捗Web説明会(5月28日)~厳しさ再確認だが

 

ニコンWEB決算説明会に参加した。マスコミと投資家アナリスト共同。役員の映像とプレゼン資料がリアルタイムで配信され、質疑はメールで送付、司会者が紹介し、回答する形式。プレゼンは、馬立社長、質疑は、映像の池上氏、徳成CFOなど。今期見通しは非開示だが映像が480%減など厳しそう。

 

業績

 

 2019年度は売上62005910億円、OP20067億円、NP17076億円、FCF150→赤字48億円と下振れ。

 

 2020年度見通しは非開示。

 

AC時代と中計進捗

 

中計進捗では、精機とヘルスケアは、概ね予定通り、映像は安定的なOP200億円が厳しく、広告宣伝費大幅削減や生産キャパを適正ベースにするなど構造改革。

 

 新規成長分野の材料加工では、第一弾のアダプティブ加工に加え、第二弾のRemoval加工(きさげ加工の代替など)、第三弾のRiblet加工(流体の抗力低減で1兆円市場)があり、ベンチャーとの連携、受託サービスのための顧客PF提供などが紹介された。

 

 AC時代の明確なビジョンは特に開示は無かったが、デジタルマニュファクチャリング、サービスロボット、ビジョン、人と機械の協調型、ヘルスケアでは、再生医療以外にも、期待できそう。