5月15日17時半から決算WEB説明会に参加した。TDKは、これまでも。HP動画で視聴できるが、資料だけでなく、顔が見えるのがいい。プレゼンは山西CFOの後、石黒社長。質疑内容は要約を後日開示する方式。2020年度計画も開示、AC時代についても言及。
業績は4Q減損もあり失速
2019年度は、売上1.36兆円、OP979億円、NP578億円、減収減益。4Qにコロナ影響が工場稼働率低下で売上280億円、OP120億円。マグネット、アルミコンデンサで、減損165億円計上。
セグメント別には、受動部品9%減収、33%減益、セラコンと高周波は5G向け基地局等堅調、アルミ減損41億円、センサ応用2%増収だがクルマ向け旧来センサが不振、赤字250億円、磁気応用は20%減収、HDD組立大幅減だがニアラインは堅調、OPほぼトントンだが、マグネット減損144億円が大きい。エナジー11%増収36%増益、スマホ、PC、ゲームが好調、電源はEV向け含め不振。
2020年度の前提
2020年度は、世界CY2020がGDP4%減、4-6月8%減その後、3%減、2%減の前提、コロナ以前に戻らないと考え、また、主要市場は、クルマ14%減の76mil台、EV11%増の4.9mil台、スマホ9%減の12.4億台、5Gは9倍(3.76億台、昨年の4億台予測から下方)、HDD14%減の265mil台、ニアライン10%増の163mil台、ノートPC1%増163mil台、タブレット5%増127mil台という予測前提を紹介。
2020年度業績
上記のもと、売上1.29兆円、OP700億円、NP480億円、コロナ影響1300億円、為替106円/ドル。
セグメント別では、受動部品が7-10%減、センサ応用は8-11%増、磁気応用は15-18%減、エナジー応用は横ばい。