アカデミックの定義

 

最近、悩んでいるのがアカデミックの定義だ。これまで、MOTでは、教員をABC(アカデミック、ビジネス、コンサル)教員に分類、あと、理系か文系出身か分け、多様性を維持する参考にしている。実際には、BCの区別は難しいし、今更、理系か文系かとも思うが、大学の教員人事では重要だ。

 

 通常、アカデミック系は、博士号を有し、査読論文や著書や著作数が業績と見做され、採用や昇進の基準となっている。https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/003/gijiroku/06102415/006/004.htm

 

最近は、博士号は、絶対的ではなく、同等の業績ならば厳格な審査の上で採用可能であり、また、ビジネススクールなど専門職大学院では、実務系教員が定義され、一定数の採用が義務付けられている。実際、MOTでも、実務系枠以外で、博士を有しない教員採用もある。

 

 通常の大学であれば、分野、所属学会も決まっており、論文などの基準も明快であり、あと、その質が引用件数やインパクト度合などKPIで分かる。

しかし、MOTも含め、ビジネススクールは、分野が広範であり、所属学会も異なるため、論文の査読基準も様々だ。