日立30年~No Sideの視点

 

 日立を外から分析して30有余年、いちおう、今も説明会等に参加はしているから、投資家、アナリスト、マスコミも含め、最長であり、工場や研究所の見学回数では最多ではないか。社長でいえば、三田、金井、庄山、古川、川村、中西、東原と7代だ。三田社長時代は絶頂期、自身は駆け足でアナリストの地位も低く、雲の上で遠くから仰ぎ見る程度だった。金井社長は名刺交換(小さな銀座で貰うようなカードだったことを強く覚えている)と少しは会話があった程度だ。その後、業績も落ち目となり、自身は電機のトップアナリストとなり、庄山社長以降は議論する機会も増えた。その庄山氏が先日逝去された。日経でも、論評がなされている。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60252910R10C20A6X12000/

 

色々、迷ったが、冥福を祈りつつ、99年当時、経営に対し最も厳しいレポートを書いたトップアナリストの責任として、No Sideの立場から、コメントを記したい。