JDIは6月30日に2019年度決算を開示した。6期連続の赤字。今期も15~20%減収、利益は非開示。1Qガイダンスは売上850~890億円、OP赤字70~90億円。白山工場はシャープに譲渡準備か。
粉飾決算もあり、リストラ費用、JOLED譲渡益など様々で分析する気力もない。4Qコロナ影響は、売上212億円、OP71億円だそうだが、今期は不透明。
中期計画では、設備投資会社から研究開発会社へ、というには正しいが、5年前から経営陣や技術トップの方にはいい続けてきたことだ。昨年の日経「経済教室」にも書いた。ただ、より長期でリスクも高い。これまでR&D費も売上比2-3%であり。違和感もある。
落日の液晶産業、赤字垂れ流し、粉飾塗れの中、ファンドや国のサポートもあるが、それでも潰れないのは立派とも、不思議でもある。
自動車用エアコンのサンデンHD同じ30日夕方、私的整理の一種である事業再生ADR利用を申請、受理されたと発表。https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL30HTI_Q0A630C2000000/
コロナ影響もあるとはいえ、あっさりした最後だ。それほど、関心は無かったが、ファンド時代に1度位、説明会に参加した。
JDIとサンデン、何が違ったのか。