日経新聞7月4日が、日立の東原社長の「選択と集中には限界、危機下では複数の事業領域でリスク分散できるコングロマリット型の経営モデルに優位性がある」との発言を紹介している。これは、日立の経営にとって転機だろう。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61162450T00C20A7TJC000/
既に、このブログでもコロナ後の時代は、選択と集中の時代は終わり、新コングロマリットだと記したが、下表が日経エレクトロニクスでも紹介された。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01308/00011/
その中で、日経新聞が7月2日に、PX(ポートフォリオ・トランスフォーメーション)という言葉を紹介している。要は、ポートフォリオ入替だが、従来のM&Aを超えた売り買いを、投資家が経営者に迫っているという。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61026670R00C20A7TCT000/
そこでは、かつてはアカデミックで流行、最近は注目されていなかった事業ドメイン論が重要になり、経営重心などによるポートフォリオの評価が必要だろう。