米中ハイテク派遣冷戦、コロナ感染で、ハイテク各社の在庫が、平常時と異なり、メモリやCMOSセンサ、MLCCなど部品の市況に影響を及ぼしている。また、これが、アフターコロナ時代、米中による世界分断時代に、どうなるのかも重要である。これと似たのはITバブル崩壊の時であり、垂直統合から水平分業、EMSの台頭で、サプライチェーンが一変、従来の業界の認識では各社は在庫を把握していたが、新しく台頭した勢力に在庫の積み上がりや仮需までは分析が及んでいなかった。
特に、今回、注目はファーウェイの在庫動向であり、現状、どこまで積み増しており、もし過剰であれば、現在、米企業との契約期限9月も含め、どのタイミングで放出するかである。セルサイドアナリスト等によれば、2020年1QのDRAM在庫は10週、また、日経報道では、FPGAやCPUなど先端品の在庫を2年調達確保済みだという。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59678910Y0A520C2FFE000/