Vテク~コロナ禍での動向

Vテクは、コロナ禍で、本決算512日の説明会はなく、HPでの資料開示とIRによる個別対応となっている。そこで、1Q決算87日開示を受け、ZOOMにより、IRに取材したので報告する。なお、Vテクでは、本社勤務の社員は、テレワークを実施、今回も、面談は、C2Cであった。今後、本社勤務のエンジニアなど1/3のスペースは空き、削減するようだ。IT化投資はあるが、テレワークによるコスト削減効果が上回るようだ。同社は、海外は現地化、ファブレスかも進んでおり、対応はし易い方だろう。一方、投資家アナリストとの対話については、トップはリアルでやりたい意向が強いようだ。

業績動向

5月に発表された今期見通しは、2019年度の売上543億円、OP57億円、NP33億円に対し、2020年度は、売上540億円、OP60億円、NP30億円。セグメント別は、製造装置が減り、検査装置が増加、部材サービスや半導体など新事業が着実に伸びる。コロナ影響で2019年度の延伸があったが、今期に計上、また、今期も同様のリスクは考慮。

2020年度1Q決算は、4月公表の大型受注もあり、受注は124億円と2019年度4Q36億円から回復傾向

新規事業

今期に、その他で見込む売上は、NSSのウェハー検査とVETの蒸着マスク、サルベージサービスの中国展開(中小型OLEDのムラ欠陥をDemura技術で修正する従量制サービス)などで、新規かつサブスクリプションモデルの事業が確実に離陸しつつある。