インテルがSKハイニクスにNAND売却~インテルの黄昏とキオクシアへの影響

 SKハイニクスが、インテルのNANDフラッシュ事業を約90億㌦買収する。各国独禁法チェックを経て買収完了は2025年。インテルのシェアは10%弱、SKハイニクスも同程度で、二社を合計すると、キオクシアの20%弱に上回る可能性もある。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65253400R21C20A0X13000/

 インテルはフラッシュメモリのパイオニアで、NOR型や3DクロスポイントやSCMも手掛けるが、今回はNANDだけであり、フローティングゲート方式(最先端はチャージトラップ)3D化も64層程度(多くは100層以上)と遅れている。インテルはプロセッサでもAMDに苦戦、ファウンドリでも7nmプロセス遅れなど、TSMCやサムスンにも劣位であり、今後、垂直統合型からファブレス型へ移行する可能性もある。ここのところ、データセンター向けが好調であったが、需要ピークアウトであり、ポートフォリオ入替や業態構造変化を進めるのかもしれない。

 

韓国支配となるか

 

 

インテルNAND事業価値の半値は割安か、先行きを織り込んでいるか