去る10月30日9時より、ローム上期決算WEB説明会に参加、質問もした。プレゼンは、松本社長、資料が一新され更に充実。質疑は、業績市況、米中摩擦の他。EVに絡んでSiCに関するものが多かった。
業績上振れ
上期業績は、売上1600→1680億円、OP70→126億円、NP73→125億円、減収減益ながら大幅上振れ、これを受けて、これまで未定とされた通期を売上3400億円、OP230億円、NP190億円、上期はy/yで全分野がマイナスだったが、下期は、産機がプラス、車載や事務機でマイナス幅縮小。CAPEXは、SiCの新棟、キャパアップでなく、建物老朽化対応、開発ツール等。
市況動向
月次の売上トレンドは、5月を底に、6月、7月は急回復、8月やや中弛みで、9月好調、例年はピークアウトする10月が上昇、その後は、例年通りの季節性を見込んでいる模様。
SiC強化
新体制での戦略では、産機アップやパワー/ASSPへ注力、モノづくり強化。営業戦略では、体制を刷新.
モノづくりBCP強化
今回の重要な点は、モノづくり戦略で、機能別体制強化で、前工程、後工程、品質のモノづくりと、LSI、パワー、汎用、オプトの事業本部のマトリックスで一体化、更に、SCM本部、IT統括本部を新設。