去る11月5日15時半より2Q決算と新中計説明会がテレコンで開催、参加し質問もした。プレゼンは藤田社長。決算集中日だが質問多数だが社長が丁寧に対応。新中計ではコア製品が詳細紹介。
業績上期は上振れ、通期は不変
決算上期は受注125億円、売上230→233億円、OP12→16.5億円、NP8→11.4億円、FPD前工程、SPE前工程が順調、共に後工程はやや低調。利益は製造コスト削減奏功。通期は不変、SPE前工程順調、後工程では延期が10月受注、FPDは前工程の受注が見え、後工程は動きなし。コロナもあり、固めか。
新中計はSPE強化
新中計に際し、2017-2019中計を振り返ると、3年累計では、受注1570→1510億円、売上1545→1495億円、OP72→96億円、NP41→62億円、ROEも9%に対し12%と、利益以下は大きく上振れは評価されていいだろう。
2020年度以降の新中計は、「ものづくりから価値づくりへ」という中で、①グローバルニッチトップ製品拡大(SPEでグローバルニッチトップ、FPDで主要サプライヤ)、②利益率向上、③SPE分野拡大であり、2022年度の売上510億円、OP51億円、ROE13%であろう。3年累計では、売上1450億円、OP119.5億円となり、売上は横ばい、利益は改善。収益性の高い半導体系が増える他、サービス比率も向上。他社との提携では、新中計期間中に売上の15%を占める。
アルバック中計との比較
これを同業のアルバックと比較すると、市場では、両社とも、FPDからSPEへのシフト。