2020日立国際電気ソリューションフォーラム開催

この11月に、2020日立国際電気のソリューションフォーラムがオンデマンソで開催され、アクセスしてENJOYした。

飽きさせない時間と内容

映像と音声によるプレゼンで、セミナー、顧客との協創事例紹介、ソリューション提案に分かれ、セミナーは中堅クラスによる10分程度のプレゼン、協創事例は顧客の声など5分程度、ソリューション提案は若手クラスによる5分程度のプレゼン、視聴者側にも配慮され、飽きさせない適度な時間で、コンパクトにまとまっており、多様な人財も参加していて、素晴らしい試みだった。

プレゼンでは、巧拙ではなく、面構えや話しぷりの印象と内容が相関している印象を持った。

 

3つのセミナーでは技術力とビジネスモデルを再確認

セミナーでは、5G/AI が創る世界 ~皆様の夢を実現する協創パートナーへ~、5G/AI ソリューションについて 5G/AI 時代のベストパートナーをめざして~、スマート社会実現に向けた技術開発 DX を加速する映像・無線技術 ~であった。同社が、SENSE(映像)CONNECT(通信)THINK(情報)5GAIという関連性でソリューションを提供できる強みを再確認した。また、5G協創ラボで、4G5Gの基地局、電波暗室を備え、ローカル5G等には欠かせないサポートができるだろう。

 

 

6つの協創事例

顧客との協創事例では、日立建機のi-コンストラクション、明電舎のIoT水害対応システム、マンホールアンテナやマンホールカメラの事例、かずさDNA研究所では、植物成長見守りセンサーとローカル5G導入事例、ユニ・トランド社では地方公共交通を担うバス運用システムでの画像データ活用、葛飾区では、防災行政無線の事例で131カ所の個別対応力、など豊富で多様な実績が紹介された。

ノキアで4G5Gを生産するオウル工場の事例は、デジタルツイン、インダストリー4.0的な工場の紹介で、ワイヤレス化で毎週需要に応じ変更できるフレキシブルな生産体制が紹介され、興味深かったが、日立国際との係り方がやや不明であった。

 

9つのソリューション提案

ソリューション提案では、建設現場でのクレーンのリモート操縦、工場ラインでのHMDを使ったリモート立ち会い作業、時刻同期ソリューション、防水防塵の堅牢なLTEカメラ、立ち入り困難な設備管理ソリューション、AIによる危険行動察知AIカメラ、防災での避難など発令判断サポート、鉄道車上プラットフォームの中で、ホーム監視システム、山間部など可搬無線システムによる電波不感地帯対応、リニアセルレーダーシステムによる空港滑走路異物感知であった。

 

5G時代はルールが変わりそう

今回、5G時代では、これまでの4Gまでと異なり、競争を左右する技術や戦略が大きく変わり、プレイヤーや業界構造も様変わり、そこで同社が大きな機会を持つことを確信した。