脱炭素のロードマップ

脱炭素に向けて、日本では官民あげて取り組む方向であり、この国際貢献が、成長戦略にもつながるという意味では、期待したい。エネルギーの流通や消費電力の削減は、ほぼ、官民も意見やベクトルは一致しているが、意見が分かれるのは、発電、電源構成である。世界的にも、原子力や再生エネルギーでは、各国で異なり、日本は、クルマメーカーなどの影響か、やや水素やソーラーに思い入れがあるようだ。これは、世界と共通か、日本の独自性か、議論はあるだろう。

 

 その中で、11日の日経新聞では、2050年のカーボンゼロの長期戦に向け、どんな技術が必要か、いつごろ、実現しそうか、紹介している。ステップ1(2030年代前半)では、空飛ぶ車、食品3Dプリンター、太陽熱で水素製造、ステップ2(2030年代後半)では、人工光合成、化石燃料使わない航空機。ステップ3(2040年代)では、宇宙で太陽光発電、核融合発電、などが紹介され、1960年代のSFモノのようである。正月特集ゆえの意図もあろう。技術革新が開く地平 暮らし・経済、描き直す  :日本経済新聞 (nikkei.com)