国際政治学者イアン・ブレマー率いる、ユーラシア・グループが、1月4日に2021年の世界10大リスクを発表した。Eurasia Group | Top Risks 2021
順番に(まだ正式な同社による和訳はなく、日経等には掲載はある)、①米46代大統領と分断、②長引くコロナ禍、③気候問題と国際政治空白、④米中緊張拡大、⑤グローバルデータビジネスのツケ、⑥サイバー紛争本格化、⑦トルコ問題((OUT IN THE) COLD TURKEY)、⑧原油安と中東、⑨メルケル退任後の欧州、⑩中南米の失望、である。さらに、欄外に、レッド・ヘリング(燻製ニシンの虚偽)として、トランプの仲間のトラブルを挙げている。この中で、⑦⑩は、浅学にして、コメントが難しい。また、トルコ、中東、中南米は、昨年も下位だが、リスクに数えられている。なお、HPには、英語で全文が掲載されており、興味深いグラフもあるので、参照されたい。