大学は1-2月が忙しい

職業によって、季節の繁忙期が異なる。企業では、12月決算か3月決算かで異なるが、役所は3月〆が多く、それに合わせ、受注や納品、精算処理、数字の帳尻合わせで、1-3月は昔から超多忙だ。もちろん、4-5月の本決算発表や場合によっては、中計発表、さらに、6月頃の株主総会もある。

アナリスト時代は、90年代後半からは四半期決算となり、四半期毎にピークが来る。さらに、12月にアナリストランキングの投票があるので、追い込みもある。ファンドマネージャーも、同様だが、月末に成績があるので、毎月ドタバタだった。

大学は、1-2月だ。まずは、卒論、修論の指導で、締め切りが今頃である。さらに、成績採点もある。学生からも、レポートの締め切りが重なるので、クレームもくる。それから、定員確保のための入試広報イベント、入試の面接、全学的な入試監督、新年度のシラバスの締め切り、FD(ファカルティデベロップメント)、春の学会の予稿集、とテンコ盛りだ。通常、暇な教授でさえも、この時期だけは例外である。

 

まさに、締め切りに、向けて、ドタバタし、多くの異なる周期の締め切りが重なっているため、大変になるのだが、電子回路のタイミングチャートのごとく、それぞれの締め切りが連動しているため、ずらすわけにはいかない。