組織のコミュニケーションや活性度合は、アカデミックでも、経営の現場でも大きな問題のようだ。MOTでの修了ペーパーのテーマも毎年、3割程度は、これに関するものであり、日本企業の現場の中堅幹部の悩みを反映している。
ところで、よく、「このクラス、この組織は仲が良い、悪い」とかいうが、その定義あるいは、その基準とは何だろうか。
「仲良し」はコミュニティの状態で異なる
仲が良い悪いは、本来は、二人の人間関係で、夫婦や友人、兄弟、程度なら比較的簡単で、お互いが理解し合い、双方向のコミュニケーションが成り立っている状態だろう。
クラスター・派閥
さらに、企業でも組織が大きくなると、ネットワーク分析いうクラスターが発生し、いわば、派閥ができてくる。