アカデミック発想とビジネス発想、理系発想と文系発想

大学の生活が早や5年、管理運営人事にも関与し、多くの理系、文系の教員とも付き合いを深め、また役所や役所OBの方、社会人学生との付き合いも累計では数百名、ゼミでも数十名となり、アカデミック発想とビジネス発想、理系発想と文系発想の差について、理解が進んだ。

アカデミック発想とビジネス発想の差は、時間感覚と時間コストの意識の差、それと、どこまで客観的か精度を重視するかのバランスである。

 

 

理系と文系については「差が無い、そうした差は無意味だ、日本だけ」との意見も多い。しかし、日本では、自意識が形成される高校時代から理系文系に分かれ、その後、大学でも会社でも流動性が無いため、同じ発想で固まってしまう。もっとも、ハイテク系で理系が多い場合は文系でもバランスが取れ、差は無くなる印象だ。その意味では特にアカデミックでは、理系と文系の発想の差が大きいように感じる。