東芝は12日14時からマスコミ向け「ガバナンス強化委員会による調査報告」、16時からマスコミと投資家アナリスト向けに「新中期経営計画および2021年度2四半期決算説明会」を開催した。
新中計は画期的
新中計は、綱川CEO、畠澤副社長、平田CFO、社外役員で戦略委員会委員長のブロフ氏が出席、新中計は綱川氏、2Q決算は平田CFOがプレゼン、質疑は全員で対応。戦略委員会のプロセスや経緯と今回の結論に対する投資家の反応、コングロマリットディスカウント、R&D等についてが、多かった。綱川氏は、2社に分けた理由を、経営重心というキーワードを何度も使って説明していた。
今回の計画は、①社員や取引先を安心させるべく上場維持をしながら、②「経営重心」に応じた分割、③事業間の価値やシナジーを分断する縦割りではなく、階層別の横スライスとし、プラットフォーマやサブスクリプション型ビジネスモデルを可能に、という意味で画期的だ。