最近、審査や評価をしたり、されたりしている。入試や表彰などの審査や評価では、点数化し、客観性が必要であるため、評価基準を設け、評価項目に分け、配点化し、そこでの基準を設け、採点、定量評価する。評価基準には継続性も重要であるから、時代が変わっても、大幅に変えるわけにはいかない。
それゆえ、最初に評価基準を設けた人間や組織の視野の広さ、度量、器の大きさに、影響される。その原案は官僚的な事務局が素案を出し、専門家や教授などが合意で決めるため、あまり外れた基準は難しく、最大公約数の無難で保守的な基準になる。
当然ながら、新な基準もあるし、それぞれの細分化された基準では評価できない切り口は難しい。それゆえ、人であれ技術であれ、企業であれ、大学であれ、新たな時代変化に素早く適合した新たな要素があっても、評価対象外となる。