ブルンバーグニュース12月29日によると、「日銀の21年ETF購入額、アベノミクス前に戻る-「事実上停止」の声」らしい。日銀の21年ETF購入額、アベノミクス前に戻る-「事実上停止」の声 - Bloomberg
アベノミクスの中で、特に2015~2020年まで、株式市場を買い支えてきたが、今後は50兆円の保有をどうするかが鍵となる。日銀の衆議院予算委員会での説明では、ETFの損益分岐点は2万1千円、12~13兆円の含み益(2021年1月)であり、売却の可能性もあろう。もちろん、株式市場には短期では需給でマイナスだ。
史上最長の黒田総裁に任期は2023年5月だが、二人三脚でアベノミクスを牽引してきた安部氏とやや政治思想も異なるだろう岸田総理となり、ポストアベノミクスの金融政策に向け、また、米のテーパリングと歩調を合わせ、任期満了前から、「正常化」に入るとう可能性もあろう。
2020~2021年は、コロナ、米中摩擦、サプライチェーンが話題となったが、2022年以降は、金融がキーワードになるかもしれない。